神戸市から岡野内さんを迎えて「わいがやトーク」を開催しました

公開日:2022年12月4日

 GKPは11月30日(水)、日本下水道協会5階大会議室に22名の参加者を集め、「令和4年度第1回わいがやトーク」を開催しました。
 ゲストスピーカーとしてお招きしたのは、神戸市建設局東水環境センターの岡野内晃代さん。昨年度のGKP広報大賞グランプリを獲得した「下水道×アート×SDGs プロジェクト」で中心的役割を担われた方です。
 今回は同プロジェクトを象徴するマンホールレンジャーの取組を例に、広報担当者が直面しやすい課題の解決方法等についてお話しいただいたほか、テーマに沿ったグループディスカッションなどを行いました。
 広報の現場が抱える代表的な課題として、①成果が見えにくい②自由度が高すぎる③モチベーションの維持が難しい④いかに継続するか、などが挙げられます。
 成果が見えにくいという課題に対し、岡野内さんは「人の心の変化を見える化して広報目標を設定し、それをチーム内で共有することが重要」とお話しくださいました。具体的には、ターゲットの心の変化を、「知る」、「興味を持つ」、「調べる・触れる」、「(イベント等に)入る・参加する」、「愛着を持つ」の5段階に整理。ターゲットをどの段階に導くのか、イベントごとに目標を設定し、チーム内で共有しているとのことでした。


 モチベーションの維持や継続性については、「楽しく業務を進められる言葉選びがカギ」と岡野内さん。例えば、「広報会議」を「Editor Meeting」という言葉に置き換えるなど、工夫を凝らしているといいます。また、「キャッチコピーの検討会を行います」ではなく、「大喜利やるよ!」と呼びかけると、いつもの業務とは違った雰囲気が出て、メンバーが楽しく臨めるようになるとのことでした。
 広報のアイデア出しには「古今東西」が有効で、コベルコ神戸スティーラーズとのコラボポスターも下記のような発想のリレーから生まれたとのこと。
<コラボポスターを生んだ古今東西>
「東灘処理場」→「こうべバイオガス」→「卵型消化タンク」→「ラグビーボール」→「コベルコ神戸スティーラーズ」


 岡野内さんは、昨年度のGKP広報大賞グランプリの受賞がチームの大きな自信になったとお話しくださいました。そして、今後の展開として、下水道・道路・河川から動物園まで、建設局の各部が有するスキルや魅力あるスポットなどをつなぎ、職員と市民がつながる「点+線プロジェクト」を進めていきたいと抱負を語っていただきました。
 今後の神戸市の活動からも目が離せません!

       講師の岡野内晃代さん
コベルコ神戸スティーラーズとのコラボポスター
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