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これからの下水道を皆で考える全国ネットワーク

活動報告REPORT

下水道コミュニケーション研究会開催 イノベーションの成否は「広報」

 11月17日(木)、企業・団体で広報やPR活動に携わっているGKP団体会員を対象とした「下水道コミュニケーション研究会」を開催しました。
 今回の研究会は、国土交通省下水道事業課長の加藤裕之氏を講師にお迎えし、「イノベーションの成否は『広報』」と題したミニ講演会を開催しました。加藤氏からは、自治体のメディアコミュニケーションの好事例として佐賀市の取組を紹介いただくとともに、イノベーションを起こしていくために必要なビジョン・コンセプトのあり方や、自身が考えている広報について語っていただきました。
 講演の後には、講師との身近な距離で広報に関する3つのテーマに沿ったディスカッションが行われ、活発な意見交換が繰り広げられました。30名を超える団体会員が集まり、積極的に質問をし、意見を述べる場が多く見られました。
 開催結果の詳細は以下の報告書をご覧ください。
下水道コミュニケーション研究会報告書


「関西マンホールサミット2016 in 奈良」を開催しました

 平成28年11月5日(土)〜6日(日)、イオンモール大和郡山で「関西マンホールサミット2016 in 奈良」を開催しました。
 「世界に誇れる文化物 マンホール蓋」の魅力を”文化のまち”奈良から発信するため、GKPが奈良県大芸術祭実行委員会および奈良県と共催したもので、連日、県内外から多くの市民が詰めかけました。
 初日(5日)のトークイベントは急きょ椅子を増設するほどの盛況ぶり。ゲストに出水享氏(長崎大学)、山本あつし氏(クリエイティブ・イントロデューサー)、那須基氏(堺市)、竹田由実氏(堺市)の4名をお迎えしたほか、GKPから栗原秀人氏、山田秀人氏の2名が参加し、マンホール蓋の訪ね歩きやデザインの楽しみ方、マンホール蓋の新しい活用技術、街づくり等への応用などについて熱いトークを繰り広げました。また、今年4月に誕生し、連日マスコミに採り上げられて話題となっている「マンホールカード」の開発裏話なども披露し、多くの参加者の関心を集めました。
 会場のイオンモール内にはマンホールカードやマンホール蓋の実物を展示したほか、記念品(マンホールコースター、バッジ)の贈呈ならびにグッズ販売コーナーなども設け、盛況のうちに幕を閉じました。
 今回の開催に当たっては、奈良県大芸術祭実行委員会や奈良県の関係者ほか、大阪府、大阪市、京都市、堺市、神戸市の職員の方々、日之出水道機器、荒木製作所、虹技、長島鋳物、北勢工業といったマンホールメーカーのご関係者、エイジレス、BABYsueデザインシステム、アプティック・ヘルスケア、ヤスオカのグッズメーカーの方々に多大なご尽力をいただきました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

【関西マンホールサミット2016 in 奈良】
 日時:平成28年11月5日(土)~6日
    10時00分~19時00分
 会場:イオンモール大和郡山
    奈良県大和郡山市下三橋町741
 主催:下水道広報プラットホーム(GKP)
    奈良県大芸術祭実行委員会/奈良県
 トークイベント:
   「マンホールGO!」 出水 享(長崎大学)
   「マンホール巡礼!」 那須 基(堺市)
   「マンホールトイレ」 竹田 由実(堺市)
   「奈良文化から下水道を語り合う」
          山本 あつし(クリエイティブ・イントロデューサー)
          栗原 秀人(メタウォーター(株))
   「マンホールカードを極める!」
          山田 秀人(下水道広報プラットホーム)
展示・販売:
   日之出水道機器、荒木製作所、虹技、長島鋳物、北勢工業、エイジレス、
   BABYsueデザインシステム、アプティック・ヘルスケア、ヤスオカ
運営協力:大阪府、大阪市、京都市、堺市、神戸市


「東京湾大感謝祭2016」に下水道PRブース出展 1,000人超が来場

 10月21日(金)~23日(日)、横浜赤レンガ倉庫にて「東京湾大感謝祭2016」が開催されました(初日は東京湾シンポジウムのみ開催)。
 GKPは22日から2日間、国土交通省、3自治体、5民間企業、2団体とともに下水道ブース「『下水道(アンダー)』って『驚き(ワンダー)』~東京WONDER下水道」を出展しました。「水循環」、「暮らしと排水」、「高度処理」、「合流改善」、「資源・エネルギー」と5つのゾーンに分け、東京湾の現状や課題、水循環の中での下水道の役割や高度処理・合流改善の取組み、エネルギー源としての下水道のポテンシャルについて紹介したほか、クイズラリーや微生物の観察や牛乳パック工作等子どもたちの体験ゾーンも設けました。
 下水道ブースの来場者は2日間で1,000人を超え、「面白かった。」、「下水道がよくわかりました。」、「ためになりました。下水道って大事ですね。」等の声をいただきました。
 本企画主旨に賛同し、ご出展いただきました以下団体・企業の皆様、ボランティアの皆様に厚く御礼を申し上げます。

【出展いただいた団体・企業の皆様】
 国土交通省/横浜市/川崎市/東京都
 JFEエンジニアリング(株)/水ing(株)/月島機械(株)/前澤工業(株)
 メタウォーター(株)
 高度処理促進全国協議会/NPO21世紀水倶楽部

活動レポートはこちらをクリックしてください


高校生が下水道漬け!夏季連携講座「下水道マニア」を開催しました

 ~平成28年度循環のみち下水道賞受賞、バージョンアップして第二回を実施~

 昨年度に初めて実施し、高校生達から大好評を得るなど大きな成果を残し、平成28年度の循環のみち下水道賞を受賞した夏季連携講座「下水道マニア」。「下水道マニア」と聞いて「なんだ?」と思われる方も多いと思いますが、そこには下水道を核とした新しい環境教育・キャリア教育のエッセンスが”ギュッ”と込められています。
 この川崎モデル「下水道マニア」が、今年度、より内容を充実し「第2回下水道マニア」として戻ってきました。主催は神奈川県立大師高等学校。これに川崎市、GKPが協力し、メタウォーター(株)、管路情報活用有限責任事業組合が協賛しました。
 今年度は、県立大師高校、金沢総合高校、座間総合高校から計10名の高校生が参加。昨年度の経験を踏まえ、生徒たちの五感や興味により訴える内容を意識し、BISTRO下水道の実践やGKP下水道を未来につなげる会との交流、現在建設中の大師河原貯留管見学等を新たなカリキュラムとして加えました。
 ここでは、講座の実施結果を、生徒たちの声や表情を交えながら以下に報告しますので、是非ご一読ください。
 夏季連携講座「第2回下水道マニア」の報告はこちら

日本の下水道技術の出番! 気候変動問題とアフリカの水事情

 平成28年9月13日、日本下水道協会の5階大会議室に約60名の参加者を集め、わいがやトークを開催しました。
 今回のゲストは、地球環境保全に関する国際的な環境行政の事務方のトップとして気候変動政策の責任者を務めてこられた寺田達志氏です。トークのテーマは「気候変動問題とアフリカの水事情」。近年問題となっている気候変動に対する世界の取り組みや開発途上国支援の現状等についてお話しいただいたほか、2016年4月まで駐ケニア特命全権大使を務められた経験を踏まえ、ケニアを中心としたアフリカの水事情ならびに、同問題に対する日本の支援のあり方などをお話しいただきました。
 アフリカでは近年、都市の衛生的水処理および排水対策、水質汚染対策が大きな課題であり、そこに「日本の下水道技術の出番がある」と寺田氏は指摘します。一方でODAを進める上での懸念材料として、日本企業が受注できないのではないかという不安、施設を整備しても現地の人材では管理できないのではないかという技術的不安、そして採算性維持の不安などが働くケースがあるのも事実。寺田氏ご自身がケニア大使館在籍中に計画したメルー郡の下水道支援も、そのような日本側の懸念によって立ち消えになったそうで、その当時の状況なども詳しくお話しくださいました。
 寺田氏は、「下水道だけで支援を考えるのではなく、都市計画や上水道、保健衛生などと一緒になり、トータルで息の長い協力関係を構築する必要がある」と指摘。円借款の前に都市計画等のマスタープランづくりを無償で行うなどの技術協力を図りながら、「じっくりと現地の信頼を得ていくことが大切」と話してくださいました。
 講演後は寺田氏を囲み、国際協力の方向性などについて自由な意見交換がなされました。

良きストーリーテラーになれ! ベッシャー・アルセニ氏に広報を学びました

 GKPは平成28年4月20日、下水道協会5階大会議室で「広報・PR研究会」を開催しました。講師にグリー株式会社コーポレートコミュニケーション部長のベッシャー・アルセニ氏をお迎えし、広報の基本やパートナー選びのポイント、広報を成功へと導くコミュニケーション・ブリーフの作成方法などを学びました。
 ベッシャー氏は、広報をコミュニケーションと定義し、広告代理店ならびにその先にいるクリエーターやアーティストなど、さまざまなプロをパートナーとして巻き込んで目的を達成するものだと教えてくださいました。
 コミュニケーションの基本は「ART(アート)とSCIENCE(サイエンス)の融合」だそうです。例えば、広報は、目標を掲げ、道筋を立てて実践し、評価基準を設けてその成果を測りますが、この場合の成果の測定がサイエンスです。サイエンスとは、仮説を立てて実験を繰り返し、仮説が間違っていないことを確信して定着させるものです。一方のアートは測り得ない曖昧な部分であって、特にベッシャー氏が重んじているのが「ストーリーテリング」だといいます。つまり相手を巻き込もうとするのならば、相手に“刺さる”伝え方をしなければならないということです。「まるで小説家が書くような、起承転結のあるストーリーが、コミュニケーションの中にあってしかるべき」。そう、ベッシャー氏は話してくれました。私たち下水道広報に携わる者も、良きストーリーテラーにならなければなりません。
 コミュニケーションは相手があってのものです。しかし、組織においては「相手を知る」行動が抜け落ちてしまう場合も多いのが実態です。そこで、ベッシャー氏は内部ターゲット(組織内のターゲット)と外部ターゲットを抽出してマッピングし、それらの人たちが企画に対して肯定的なのか否定的なのか、あるいは中立の立場なのか、そういった情報を書き込んでいくことが大切だとご指摘くださいました。そうすることで、おのずと相手に対するコミュニケーションのあり方が見え、それに応じたストーリーをつなぐことにより、相手との絆が構築できるというわけです。
 コミュニケーション・ブリーフ作成のポイントとしてベッシャー氏が挙げてくれたのが以下の7点です。
① 目的
② 背景情報
③ ターゲット
④ 成果物
⑤ KPI(重要業績評価指標)
⑥ スケジュール
⑦ 予算
 上記のうち、目的は、削ぎ落としてシンプルにすることが大切だそうです。例えば、ターゲットについてはそれをドンピシャに設定すること。また、その人たちがどういうことをしている人たちなのか、どこでどういった媒体に接触するのかなども明確にする必要があるといいます。KPIはできるだけ具体的にあらわし、イメージが湧くように設定されなければなりません。スケジュールは、成果物をまとめる日付だけでなく、そこにたどり着くまでの打ち合わせ、素案の作成、検証の時期などを事細かに決める必要があるとのアドバイスをいただきました。予算は我々がいつも頭を悩ませる問題ですが、例え充分な予算がなくても、それをありのままに伝えることが重要とのこと。逆に予算がある場合でも「松・竹・梅」などのように、上限・下限のレンジを伝えることも時には有効とのことでした。
 当日は上記のようなレクチャーを受けた後、コミュニケーション・ブリーフの実践指導を受けるため、GKPの濵大介委員が、自身で作成したエコプロダクツ出展関連のブリーフを披露しました。ベッシャー氏は、コンペにおける透明性の確保、企画に関して相手(プロ)の想像力を促すブリーフの書き方など、事細かなアドバイスをしてくださいました。
 なお、今回は「広報」をテーマに第一線で活躍するベッシャー氏の話が聞けるとあって、官民問わず様々な団体から広報担当者にお集まりいただきました。沖縄県から駆け付けてくださった下水道課公共班主事の竹田佳永さんは、職場が広報に非常に熱心で、今回の研究会にも快く送り出してもらえたそうです。「私は人を巻き込むことが苦手。そんな悩みを抱えていたところに今回の企画を知り、参加した甲斐あって、ベッシャーさんから直接アドバイスをいただくことができました。今後の大きな励みになります」。そう話してくださいました。
 GKP広報・PR研究会は、今回ベッシャー氏から教えていただいたコミュニケーション技術の習得をめざし、今後も様々な講演や勉強会を行う予定です。皆さまからの要望なども受け付けますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

マンホールサミット2016 雨も乾く熱気!見学・展示・トークに300名参加

 春の「熱い」イベントとして、今やすっかり定着した感のあるマンホールサミット。今年も例年同様、下水道広報プラットホームの主催により、3月19日(土)、メタウォーター本社が入る東京・秋葉原のJR神田万世橋ビルに約300人のファンや関係者を集めて開催しました。
 今回、新たな見どころとなったのが、「マンホールの中を覗いてみよう!」という体験型企画です。これは、東京都下水道局の全面協力によって実現しました。
 企画内容は、会場の前をはしる道路の片側車線を封鎖してマンホール蓋を開け、その奥に拡がる未知の世界を参加者ご自身の目で見て、実感していただこうというもの。開口部(蓋を開けた部分)を真上から覗き込む体験だけでなく、TVカメラを通して送られてくる下水道管の奥の様子もご覧いただいたほか、都の職員や現場作業員から直接お話を伺う時間もセッティングしました。
 当日はあいにくの雨でしたが、嬉しいことに、事前にご登録いただいた方のほとんどが足を運んでくださいました。天候の関係で下水道管の中にTVカメラを入れることは叶いませんでしたが、東京都下水道局様でご準備いただいた事前録画の映像をモニターに映すことによって、無事、下水道管の中の様子をご覧いただくことができました。一方で、マンホールを覗き込む体験は、安全対策を万全にした上で決行。普段見ることのできない蓋が開いた様子や、TVカメラ車などの機材関連、あるいはマンホールの中の構造、水の流れなどをたっぷりとご覧いただくことができました。参加された皆さんには「あって当たり前」の暮らしや安全が日頃どのように守られているのか、蓋の奥に隠された「真実」を実感していただけたのではないでしょうか。
 午後はリレートークです。こちらも大いに盛り上がりました。冒頭は歴代ミス日本「水の天使」の臼田美咲さん('14)と柴田美奈さん('15)、そして今年の水の天使に選ばれた須藤櫻子さんが登壇し、それぞれにマンホールや下水道への想いなどを語ってくれました。また、須藤さんは司会のほか、栗原秀人・GKP企画運営副委員長との掛け合いによるオープニングトークも務め、ご自身にゆかりのある土地のマンホール蓋などを紹介してくれました。
 続いてバトンを受けたのが日之出水道機器株式会社の髙橋璃花子さんです。髙橋さんはまだ初々しさの残る広報部職員。業界に入った当初は「恥ずかしくて人に言えなかった」ほど、実はマンホールのことが「好きじゃなかった」のだとか。それが、「マンホールへの愛おしさ、愛着」をテーマに堂々とトークを披露するほど、今や愛情と熱意あふれる職員に変貌。その過程に何があったのか・・・、上司との心温まるエピソードやマンホールどら焼き誕生の秘話などを絡め、等身大の飾らぬ言葉で語ってくれました。
 続くトークは、東京都下水道局中部下水道事務所長の青木知絵さんによる「マンホールの先に拡がる驚きの世界」。午前中の見学会に参加できなかった方もたくさん詰めかけて耳を傾ける中、マンホールから下の世界、つまり普段目にすることのない下水道の構造や仕組み、その役割などを分かりやすく解説してくださいました。「マンホールの下の空間はどう使われているのか」という切り口から、雨水を貯める施設や水の逆流を防ぐゲート、あるいは水を汲み上げるポンプなど、様々な施設や機械設備が設置されている実態が紹介されると、会場内からは驚きの声が上がりました。また、水処理を支える微生物の姿・かたち、動きなども来場者には興味深かったようです。
 トークの3番手は、日本グラウンドマンホール工業会広報室長の竹中史朗さんです。今回から始まる新シリーズ「驚きのマンホール秘話」の第一弾として、「マンホール蓋のデザインが生まれるまで」を語っていただきました。蓋のデザインは、ただ単に美しければ良いというものではありません。例えば、歩行者の安全面への配慮も大きなポイントの1つです。「ここに線が入っているワケは?」、「デザインの修正はどうやってするの?」。今後のマンホールを見る目が変わるような、まさに“驚きの秘話”が披露されました。
 続いてバトンを受けたのは地図偏愛系マンホール女子の山市香世さんです。「マンホール写真入門 ~それぞれの楽しみ方と撮り方~」と題し、山市さん流の写真の撮り方とそのアレンジの楽しみ方、写真をSNS等にアップする際のコツ、仲間との交流方法などを紹介してくださいました。このような“撮り方・楽しみ方”の拡散はファンの拡大にもつながるため、サミット事務局として山市さんのアイデアを採り入れ、次回開催時には写真コンテストの実施を検討していくこととなりました。
 続いて登壇いただいたのは、駅からマンホール管理人の白浜公平さんです。白浜さんは前年のサミットでも楽しいトークを披露していただいたのですが、その時の様子が週刊文春にイラスト付きで紹介(辛酸なめ子さんのコラム)され、今回はそのイラストをプリントした自主制作のTシャツ姿で登場し、会場を沸かせました。トークのテーマは「蓋イベント総まとめ ~特に工場見学について~」。マンホールメーカーはいずれも特徴ある工場見学会を開催されていて、それらに参加した時の印象深い出来事などをユーモアたっぷりにお話しいただきました。
 リレートークも終盤に入り、6番手として登壇されたのが国土交通省下水道部下水道企画課の竹田由実さんです。竹田さんは行政の立場から、被災時の避難所生活の問題について、「トイレの心配から水分を控えるなど、人知れず苦しまれる方が多い」と、実態を報告。東日本大震災に関連した死因の約3割に当たるとされる「避難所生活での肉体的・精神的疲労」を和らげるため、マンホールトイレを全国的に普及させる必要があると訴えました。マンホールトイレは会場にもその実物が展示され、多くの来場者に関心をお持ちいただいたようでした。
 リレートークの大トリは、本サミットのサブタイトルにもなった「マンホールカード」の発表です。同カードの開発に中心的に関わった山田秀人・GKP企画運営委員が登壇しました。マンホールカードは4月1日、第一弾として全国28都市30種類がリリースされる「マンホールを切り口としたカード型パンフレット」ですが、百聞は一見に如かずということで、来場された全員にサンプルカードをプレゼントさせていただいた上で、どこに行けばもらえるのか、どんなところに拘って開発したのか、などのポイントを紹介しました。配布場所についてはGKPの専用サイトに記載されていますので、こちらも是非ご覧ください。
 サミットは午前の部を含め、5時間にわたり、非常に中身の濃い体験、発見、交流の場となりました。また、展示販売も今年は大きくパワーアップ。マンホールコースターや書籍、ストラップなどの定番品はもちろんのこと、マンホールをモチーフにしたポスターや、今回初めて出展(特別価格での販売)されたマンホールどら焼きに至るまで実に多彩な品が揃い、来場者の関心を惹きつけていました。ちなみに、当日のリレートークの様子はYouTubeにアップ済みですので、ぜひ楽しみください。
YouTubeのGKP専用チャンネルはこちら
 なお、本サミットの企画・運営に当たっては、たくさんの方々のお力をお借りしました。まず、マンホール見学会の開催に当たってご尽力いただいた東京都下水道局様。展示会場においてご支援をいただいた柏市様、管清工業株式会社様、虹技株式会社様、株式会社G&U技術研究センター様、積水化学工業株式会社様、長島鋳物株式会社様、日本グラウンドマンホール工業会様、日之出水道機器株式会社様、マンホールナイト様、メタウォーター株式会社様、また、マンホールせんべいをご提供いただいた埼玉県下水道公社様ほか、ご支援ご協力いただいたすべての企業・団体、関係者様に心よりお礼を申し上げます。

【開催概要】
開催日:平成28年3月19日(土)
時 間:見学会 11時30分~13時
    展示会・グッズ販売 12時30分~16時30分
    マンホールサミット 13時30分~16時30分
    懇談会 16時30分~17時50分
会 場:メタウォーター株式会社14階会議室
    (東京都千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル)
主 催:下水道広報プラットホーム(GKP)
協 力:東京都下水道局
協 賛:管清工業株式会社、虹技株式会社、株式会社G&U技術研究センター、
    積水化学工業株式会社、長島鋳物株式会社、日本グラウンドマンホール
    工業会、日之出水道機器株式会社、マンホールナイト、
    メタウォーター株式会社

エコプロダクツに出展 5500人以上に水の循環と下水道の役割を伝えました

 GKPは、平成26年12月10日(木)から12日(土)まで東京ビッグサイトで開催されたエコプロダクツ2015に出展しました。テーマは「水をめぐる冒険」。5年ほど前から同展示会に出展しているメタウォーター(株)と一体的にブースを構え、「飲み水がどこから来て、使った水がどこに行くのか?」を、水循環のストーリーにのせて学んでいただきました。運営(下水道関連)に当たっては、21世紀の下水道を考える会協議会にご支援をいただきました。また、GKPが中心となってボランティアを募り、「下水道を伝えたい!」という熱意を持った有志で来場者をお迎えしました。
 ブースは、水源を養い育てることを中心に説明した「森林ゾーン」を出発点に、安全でおいしい飲み水を提供する「浄水場ゾーン」、流した水や街に降った雨を集める「街ゾーン」、微生物による水処理や資源・エネルギーの創出などを説明した「下水処理場ゾーン」で構成。それぞれに実演コーナーや観察コーナーなどを設けたほか、楽しみながら学んでもらえるように、クイズを4ヵ所に設置しました。参加者からは「微生物の働きに驚いた」、「私たちも資源循環を守る一員になれるよう、流すものに気を付けたい」などの声が聞かれました。また、今回はブースを一通り見ていただいた方に記念品と併せてガチャガチャのコインをプレゼント。会場の出口に設置した特製バッヂのガチャガチャを楽しんでもらいました。
 このほか、ブース周辺にはスイスイの着ぐるみやミス日本水の天使が登場。子どもたちと触れ合いながら、ブースを大いに盛り上げてくれました。
 3日間の来場者数は延べ5,570人(日別は下表参照)。雨の影響で2日目の来場者が伸び悩んだのは残念でしたが、当初目標としていた5,000人を大幅に上回りました。また、来場者数はクイズラリーの解答用紙の回収をベースにカウントしており、実際にはもっと多くの方にお越しいただくことができました。そして、普段は目に見えない下水道を楽しく学んでもらえたと思います。
 なお、運営に当たってはたくさんの方々にご支援ご協力をいただきました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
【展示・運営にご協力いただいた団体】(順不同)
<後援:21世紀の下水道を考える会>
日本下水道協会、日本下水道施設業協会、日本推進技術協会、下水道事業支援センター、日本下水道管路管理業協会、日本建設業連合会、全国上下水道コンサルタント協会、日本下水道施設管理業協会、日本下水道新技術機構、日本下水道光ファイバー技術協会
<協力>
国土交通省水管理・国土保全局下水道部
<協賛>
東京都下水道局、埼玉県下水道公社、東京都下水道サービス、月島機械、日水コン、フソウ、北海建設工業所、前澤工業、メタウォーター、ラサ商事
<運営協力>
21世紀水倶楽部
来場者(人)  1日目  2日目  3日目  合 計 
エコプロ2015  1,650  1,500  2,420  5,570 
昨年の実績  1,880  2,001  2,030  5,911 

GKP特別フォーラムを開催 経営トップが若手職員に熱いメッセージ

 平成27年12月7日(月)、日本下水道協会の5階大会議室に約80名の参加者を集め、GKP特別フォーラム「下水道界未来の道標 若手職員へのメッセージ」を開催しました。
 ゲストにお迎えしたのは、強力なリーダーシップで下水道業界を牽引しておられる企業トップ4氏。管清工業株式会社代表取締役社長の長谷川健司氏、月島テクノメンテサービス株式会社代表取締役社長の服部博光氏、株式会社日水コン代表取締役社長の野村喜一氏、メタウォーター株式会社代表取締役会長の松木晴雄氏です。
 今回の企画は「俺たちを超えていけ」、「超えられるものなら超えてみろ」を裏テーマに、業界を代表する経験豊富な経営陣から若い世代に向けて熱いメッセージを伝えていただくことが目的でした。その狙い通り、思わず唸らされるような深い話あり、笑いありの、アツイ、アツイ、フォーラムとなりました。
 トークは、第1部「私を変えたあの時」、第2部「トップに聴くYES・NO」、第3部「下水道成長産業戦略」、第4部「若手職員Q&A」の4部構成で展開。若い頃から「俺は社長になる」と公言していたとおっしゃる野村社長は、20代で上司が逃げ出した厳しい仕事とも向き合い、うまくいかないこともあったそうですが、その中で「上に立つ者のあり方」として「部下に背中を見せない(逃げない)姿勢」を学んだそうです。若手に向けては、「個性に原石なんて無い。個性とは、他者の評価。だからいつも自分をつくり上げる努力をしなさい」とアドバイスしてくださいました。服部社長は、鳥海山に登った時の感動を熱弁。「鳥海山には素晴らしい四季がある。四季とは水循環を切り取った姿であるから、すなわち下水道は日本の四季と向き合う仕事である。今の若い人には是非、その魅力に気付いてほしい」と語りかけました。また業界きってのアイデアマン、長谷川社長はメディアに採り上げられる機会が多い恵比寿KANSEIトイレの展開について、「初めは理解されませんでした。が、”継続は力なり”で、最近、KANSEIトイレを見て入社試験を受けに来る若者が出てきている」とのこと。また、相撲部など、社内の部活動を応援していることについては「ONとOFFの切り替えが大事。日常業務と違う接点で職員のやりがいや団結力を引き出してあげるのが狙い。だた、部活の応援は自分が社員と触れ合う良い機会にもなっている」と話してくれました。
 GKPの副会長として日頃から下水道広報にご尽力いただいている松木会長は、道路に次ぐ膨大なストックを有する下水道を「磨けば磨くだけ輝く石」と表現。「今はまだ十分な輝きを出せていないので、今まで以上にコラボレーションを深めて、みんなで磨き上げていきたい。このフォーラムを機に、本日集まった4業種が率先して引っ張っていきたい」と締めくくってくださいました。


関西で初のマンホールサミット 神戸市東水環境センターに約300人が来場

  平成27年11月28日(土)、神戸市の東水環境センターで関西初となるマンホールサミットを開催し、約300人のマンホールファンや市民が集まりました
 当日は10時30分より東水環境センターの施設見学会を実施。「下水道の未来を体感する!」をテーマに、来場者の約半数が下水汚泥からバイオガスを生成する施設などを見てまわり、下水道への理解を深めるとともに、資源循環型社会に向けた下水道の魅力を再発見した様子でした。また、見学会の後は神戸市が考案して話題となったマンホール蓋鉄板焼きの実演販売が催されました。地元の婦人会などの協力で実現したもので、マンホール蓋の上で焼かれたお肉や野菜を求めて、長い行列ができました。
 サミットは13時30分にスタート。GKPの山田秀人企画運営委員による「日本のマンホールは世界に誇れる文化物」を皮切りに、『マンホール100選』の著者・池上修氏による講演「町おこしとマンホール」、白浜公平氏(駅からマンホール管理人)の講演「マンホールは路上の文化遺産」、神戸婦人大学の卒業生の皆さんが語る「神戸のデザインマンホール」、森本庄治氏(みちくさ学会講師)の「マンホールマップで日本を知ろう」、原田英樹氏(関西のマンホール・トラベラー)が自らの活動を紹介する「関西発 マンホールを探す、見る、撮る」などのトークが続きました。また、GKP内のプロジェクトチーム“マンホール・エンジョイ・プロモーション”が企画を進めている「マンホールカード」について概要を発表したほか、メディアに登場する機会も多いマンホール蓋研究家、垣下嘉徳氏が登壇し、「マンホールは路上の芸術」と題して講演をされました。
 報道関係への対応は、テレビ局4社、新聞7社、ラジオ3社、WEB4社(事前告知関連も含む)。開催日の夜にはさっそく、MBS報道ニュースセンターでサミットの様子が採り上げられたほか、30日にはeo光「ニュースK」で、12月3日にはABC朝日放送『おはよう朝です』で開催内容が紹介されるなど反響は大きく、今後もしばらく取材や報道が続く見込みです。
 本サミットでは関西での開催を記念し、紙製のマンホールコースターや缶バッヂが来場者に配られたほか、マンホールコースターなど数々のマンホール関連グッズの展示販売が行われ、多くのファンを釘づけにしました。
 来場者に対して行ったアンケートでは7割以上の人が「来年も関西での開催を要望している」と答えるなど、今回の出張サミットは成功裏に終わりました。
 なお、開催に当たっては、会場を提供していただいた神戸市をはじめ、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、京都市、大阪市、堺市の関係者の皆さまに大変なご尽力を賜りました。また、何よりも、事務局の役割を担っていただいた日本グラウンドマンホール工業会の皆さまの協力無くしては、開催はおぼつかなかったと思います。
 この場をお借りし、ご支援いただいたすべての方に対して、深く感謝申し上げます。


【開催概要】
開 催 日:平成27年11月28日(土)
場   所:神戸市 東水環境センター(神戸市東灘下水処理場)
      神戸市東灘区魚崎南町2-1-23
プログラム:下水処理場見学会(10時30分~12時)
      マンホール蓋での鉄板焼き実演販売(11時30分~13時30分)
      マンホールサミット(13時30分~16時30分)
     ※マンホール蓋の実物展示やグッズ展示・販売も行いました。
主   催:下水道広報プラットホーム(GKP)
協   力:日本グラウンドマンホール工業会
      滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県/和歌山県
      京都市/大阪市/神戸市/堺市


第3回多摩川まつり アユが戻った多摩川と下水道の関係をPRしました

 平成27年9月19日(土曜日)、「第3回まるごと多摩川まつり!」(主催:多摩川流域懇談会)が大師河原水防センターで開催されました。
 午前中は、多摩川のゼロkm地点をはじめ、干潟で生きる生物の様子、浸水対策のために整備された堤防(スーパー堤防、高潮堤防)等の施設、羽田の渡し、ねずみ島など、河口付近を見て歩くウォーキングを実施。約50名の市民が参加しました。今年は全国で浸水被害が相次いだため、堤防や水位観測所など、浸水対策への関心が高く、同施設を熱心に見学する参加者の姿が印象的でした。また、午前中はまだ水位が高かったものの、干潟を代表する生き物、アシハラガニやクロベンケイガニなどが姿を見せ、多摩川の自然を改めて感じさせてくれました。
 午後は第44回多摩川流域セミナー「江戸前アユから考えるこれからの多摩川」が開催され、GKPの栗原秀人氏が講師(パネラー)として参加しました。栗原氏は水の「恵み」と「脅威」の両面から暮らしと水(川)のかかわりを解説。多摩川の治水や利水、水質の汚染とそこから回復を遂げてきた歴史を振り返り、都市部の水の管理や雨水排除、水環境の保全等を担う下水道の価値を伝えました。
 今回は「多摩川のアユ」がテーマでしたが、食べ物に限らず、私たちは水の恵みを授かって生きている「水の受益者」です。多摩川が著しく汚れた昭和40年頃を振り返ると、私たちには「被害者としての一面」と「加害者としての一面」が、同時に浮かび上がってきます。
 栗原氏は”飲水思源”という中国のことわざを例にとり、加害者にならないための水の使い方を考えてほしいと訴えました。飲水思源は、「水を飲む時に水源を思いやりなさい」という意味です。同じように、水の行き先に対する責任を自分ゴト化する言葉として同氏は”排水思源”を提案。「水を使う際、どうぞ水源のことを思い浮かべてください」と締め括りました。

高品質の食材が話題! 佐賀市のバイオマス産業都市の取組みを聞きました

 7月のわいがやトークは、佐賀市から前田純二・環境政策調整監と諸富里子氏(広報・デザイン)をお招きしました。
 同市はNHK番組「サキどり」などでも報道されたように、下水道由来肥料を生産者目線で徹底的に研究し、植物免疫力が高く、経費削減と品質・収量の向上が図れる「宝の肥料」として作り上げました。その結果、「同肥料で育てられた野菜や花などは品質が評判となり、高級料亭で使われるなど、高値で取引されている」と前田氏は言います。また、高齢の農業者が改めて仕事のやりがいを見つけたり、若い生産者が入ってきたりと、未来の農業へつながる良いサイクルも生まれてきているようです。
 品質の高さが評判となっているのは、佐賀県有明漁連の海苔も同じ。実は、その生産の裏で、佐賀市下水浄化センターが大活躍している実態も語られました。ポイントは、季別運転の取り組み。海苔の養殖期を迎える冬場に処理水中の窒素濃度を高くして放流し、栄養塩を供給することにより、海苔が良く育つというのです。特に放流水が直接あたる海は一番の海苔が採れるとのことで、1枚当たり12.58円(佐賀県有明漁連平均11.84円)の値を付けると言います。
 このほか、すっぽんの養殖に処理水を使い、健康で美味しいすっぽんを市場に送り出す取り組みも行われているとのこと。
 最近では、ジェット燃料の素として注目されるミドリムシの大量培養技術を持つベンチャー企業・ユーグレナと共同研究の契約を交わした佐賀市。前田氏と諸富氏の話は、これからの下水道資源・エネルギーの可能性を大いに示してくれるものでした。
トークの要旨はこちらでご覧いただけます

山田雅雄氏 都市と水を巡る想いを語ってくれました(わいがやトーク)

 今回のわいがやトークは、山田雅雄氏にお越しいただきました。山田氏は、元・名古屋市上下水道局長で、現在は中部大学客員教授、一般社団法人名古屋環未来研究所の代表理事を務めておられます。
 本HPでもご紹介しました通り、先般、自身の水分野における豊富な経験を基に今後の流域連携のあり方や都市・企業、市民の関わり方などを分かりやすく説いた「都市と水を巡って」(発行元:水道産業新聞社)を上梓されており、その中で特に想いの強いテーマ等についてお話しいただきました。
 トークの冒頭、強調されたのが「水の総合的な管理(流域管理)から、総合的な持続可能な流域圏の広域連携への転換」です。ここで言う持続可能性は、環境面だけに留まらず、社会と経済を含む考え方です。例えば、世界では今、様々な文化の衝突があり、その中で著しく人権が侵害されているケースがあります。また、経済的な側面では、富を持つ者・持たざる者の格差が一層拡大してきています。
 山田氏は、「直面する様々な課題を解決し、世界中の人々や将来の世代が安心して暮らすことのできる社会をつくるため、社会的公正の実現や自然環境との共生を重視した新しい“開発”=“持続可能な開発”をめざすことが重要」と話しました。この考え方は、自身がJICAのBOPビジネスの連携促進(スリランカ)に携わった経験などに根差しているようです。
 BOPビジネスとは、途上国の貧困層が製品やサービスの消費者となり、同時に彼らに雇用や起業の機会を与えるもので、このことが社会的課題(水、生活必需品・サービスの提供、貧困削減等)の解決にもつながっていく仕組みです。
 今回はこうした持続可能性を柱に、流域圏における広域連携や経済振興などについてもお話を伺いました。
 山田氏の考えは、著書「都市と水を巡って」(発行元:水道産業新聞社)に詳細に書かれています。これを機に、みなさんも是非手に取ってみてください。
【都市と水を巡って】
発行元は水道産業新聞社。A5版・280頁で、価格(税・送料別)は2,300円です。
 購入については以下のページをご覧ください。
山田氏著「都市と水を巡って」の紹介ページはこちら

秋葉原で一番熱い(?)イベント マンホールサミット2015に300人が集結!

 下水道広報プラットホーム(GKP)は平成27年3月7日(土)、東京・秋葉原にあるメタウォーター株式会社の14階会議室で「マンホールサミット2015」を開催しました。当日は小雨がパラつくあいにくの空模様でしたが、会場には300人ものファンが詰めかけ、立ち見が出る盛況ぶりでした。

YouTubeのGKP配信チャンネルで動画をご覧いただけます

 マンホールサミットは今年で2回目です。まだ立ち上がったばかりのイベントですが、昨年たくさんのマスコミに報道していただいたおかげで、今回は開催が決まった直後から多くの問い合わせが寄せられました。特に、一部のメディアで採り上げていただいた「マンホール女子」への関心は高く、今回は女性演者を増やして開催の準備を進めてきました。
 女性と言えば、GKPの活動に欠かせないのが、なんといってもミス日本「水の天使」です。初代水の天使の酒井美帆さんは現在、テレビ新潟のアナウンサーとしてご活躍中です。また、2014年度水の天使の神田れいみさん、そしてこのほど2015年度の水の天使に選ばれた柴田美奈さんの3人に冒頭登壇していただき、それぞれのマンホールや下水道に寄せる想いなどをお話しいただきました。
 リレートークも大いに沸きました。一番手は池上和子さんです。池上さんは夫の修さんと二人で全国を旅しながらデザインマンホールを撮りため、「デザインマンホール100選」を出版された方です。今回はたくさんの写真の中から特に思い入れの強いマンホール蓋について、その撮影秘話なども交えてご紹介いただきました。2番手は小金井美和子さんで、ステルススイッチという一風変わったブログの管理人です。小金井さんはマンホールを撮り始めて2年に満たないキャリアですが、熱は他の演者にひけを取りません。マンホール蓋に惹かれた理由や面白いと感じるポイントなどについて、ユーモアたっぷりに語っていただきました。
 マンホール蓋に限らず、腐食金属全般を追いかけ、精力的な活動を展開しているのが傭兵鉄子さんです。今回は、アニメ(特に実在する都市を舞台としたもの)の背景画に注目。「そこに描かれている蓋が実際その場所に存在するのか?」をテーマに訪ね歩き、検証した結果をご披露いただきました。蓋の位置や紋様が驚くほど正確に再現されている作品や、なぜか他都市の蓋が描かれているものなど様々なケースが報告され、会場から大きな歓声が沸きあがりました。
 一転、マンホール蓋の技術を紹介してくれたのが、G&U技術研究センターの内山真喜子さんです。ファンならば一度は耳にしたことがあるであろう蓋のガタツキや飛散、スリップなどの課題に対して、同研究センターがどのような研究・開発に取り組んでいるのか、映像を交えて分かりやすく説明してくださいました。
 このほか、男性演者は白浜公平さん、金谷ゆうきさん、亀田泰武さん、加藤篤さんの4名でした。白浜さんは「マンホールの文化的資材としての可能性」について、金谷さんは「マンホール蓋・ミニチュアグッズとしての魅力」について、亀田さんは「デザイン蓋の原点と欧州マンホールの表情」について、加藤さんは「災害時、マンホールがトイレに変身」について、それぞれ深い知識と経験、考察に基づくお話をいただきました。
 第二部は座談トークでした。こちらは、管路管理総合研究所の金千春さん、地図偏愛系マンホール女子の山市香世さん、国土交通省町村下水道対策官の那須基さんの3名のパネラーを迎え、GKPの栗原秀人・企画運営副委員長の進行によりトークを繰り広げました。テーマは、①こんなことが出来たらもっと世の中に貢献できる、②こんなことがあったらもっと楽しくなる、の2つ。①については、「空気清浄マンホール」(金さん)、「路上で情報収集&発信」(山市さん)、「健康UPマンホール」(那須さん)などの提案が、②については、「飛び出る!インフォメーション・マンホール」(金さん)、「音と光が出るマンホール」(山市さん)、「(マンホールを使ったカードバトル的な)ゲーム」(那須さん)などの大胆かつユニークなアイデアが出されました。いずれも魅力と実現性を感じるものばかりですので、本日集まった人たちが力を合せれば、なんとか形できるのではないかと思います。
 最後に、昨年参加された方は覚えていらっしゃるのではないでしょうか。東京オリンピックのマラソンコースに全国のマンホール蓋を並べて世界に発信する「オリンピックマンホール」(昨年度のパネラーの森本さんの提案)のアイデアを。閉会に当たって挨拶に立った元・東京都下水道局長の前田正博GKP副会長は、「前回、私が“やる気があればなんとかなる”と話したところ、その後、議会でも同じような話題になり、“ぜひやろう”という機運になっています。進んでいますよ」と、心強いメッセージ届けてくださいました。
 なお、本サミットの企画・運営に当たっては、たくさんの方々のお力をお借りしました。展示会場において、災害時のマンホールトイレを展示してくださった積水化学工業株式会社様、長島鋳物株式会社様、素晴らしい会場を無償で提供してくださったメタウォーター株式会社様、マンホール蓋の実物を展示いただいた日之出水道機器株式会社様、ほか、ご支援ご協力いただいたすべての企業・団体、関係者様に心よりお礼を申し上げます。

【開催概要】
開催日:平成27年3月7日(土)
時 間:展示会・グッズ販売 11時30分~18時
    マンホールサミット 13時~17時
    懇談会 17時~18時
会 場:メタウォーター株式会社14階会議室
    (東京都千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル)
主 催:下水道広報プラットホーム(GKP)
協 賛:株式会社G&U技術研究センター、次世代型高品位グラウンドマンホール
    推進協会、積水化学工業株式会社、長島鋳物株式会社、日本グラウンド
    マンホール工業会、日之出水道機器株式会社、マンホールナイト、メタ
    ウォーター株式会社

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