BISTRO下水道ブランドネームコンテストでは、下水道資源を有効利用して作られた食材について「イメージ向上に資するとともに、国民に親しまれやすい」愛称を公募し、全国から833点の応募をいただきました。
このほど審査会を行い、応募作品の中からグランプリ作品を決定しました。

■グランプリ作品
じゅんかん育ち
応募者:松田 三弘 さん(埼玉県)

■ブランド名に込めた思い
30年ほど前ですが、私が生まれ育ったまちで母の家庭菜園を手伝っていた頃、地元の自治体の広報で下水道由来の肥料が有ることを知り、買い求めました。
畑では野菜の、庭では花の育成がとても良く、安価で重宝していた事を思い出しました。人間の体から排出された資源を利用して育てた食物を頂きまた排出する、このような食の『循環』から「じゅんかん育ち」と名付けました。

■審査員 講評
〇服部幸應審査委員長
私の評価ではこれしかないと思いました。
「じゅんかん」という言葉は、下水道と食とのつながりをシンプルに表現しており、下水道が与える食材としての安心・安全への不安イメージもクリアできそうです。
サスティナブルが世界の潮流となる中で、BISTRO下水道が持続的なシステムであることを「じゅんかん育ち」というブランドネームを通じて伝えていくことが大切です。
オーガニック(有機栽培)については後進国である日本の将来の食糧戦略として「じゅんかん育ち」というブランドネームを通じてオーガニックを推進する役割に期待しています。2020年の東京五輪・パラリンピックが一つの大きなきっかけになることから、新たなブランドネームを通じたPR戦略を行ってほしいと思います。

〇審査委員講評
・BISTRO下水道の意義を的確かつシンプルに伝えることができる「コミュニケーション速度」の速いブランドネームである。
・なぜ「じゅんかん」なのか、説明が容易であり、「育ち」についても農家が育てることに加え、下水道管理者・利用者が育てるという意義も合わせて説明できる。
・下水道関係者の方はもちろん、消費者や生産物を扱う方にも説明しやすい用語であり、特に子どもたちに理解されやすいことは非常に重要。
・めぐりめぐって美味しいものが育つというイメージは非常に良い。
・初めて聞いたときにも言葉の意味を感覚的に感じられ、かみしめていくと味わいのある奥が深いネーミングになっている。
・シンプルなネーミングであることから、すでに地域ブランド名がある場合にはセカンドネーミング的に使用するなど、全国各地で工夫しながら製品のアイデンティティを活かした幅広い展開も可能である。

〇今後のブランドネームの活用
今後、BISTRO下水道推進戦略チームの関係者、全国の地方公共団体、消費者、農業関係者などの幅広い主体と連携を推進し「じゅんかん育ち」を浸透させ、「じゅんかん育ち」の安全性と食材としての魅力について幅広く発信し、さらなる下水道資源の有効利用にむけて取り組んで参ります。